脳血管障害

脳血管障害

再生医療で脳細胞の復活、後遺症の改善が可能に

現在の対処療法では機能の回復が見込めないと診断を受けた方
リハビリの効果を高めたい
脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)の再発を予防したい
これらの病状・希望に対して、幹細胞を用いた再生医療では大きな可能性を期待できます。

脳血管障害とは

脳血管障害(脳卒中)とは、何らかの原因で脳の血管が破れたり、つまったりして、その先の脳細胞に栄養が届かなくなることで脳の働きに障害が起きる疾患です。脳細胞に血液や栄養が届かないと、約3 ~ 6時間で脳細胞が死ぬことになり、一度死んでしまった脳細胞は元には戻らないと言われています。

脳血管障害

脳卒中の高い再発率

脳卒中は再発率が高く、脳血管障害の発症後しばらくして別の血管がつまったり、破裂してしまうなどがあります。遺伝の問題や生活習慣病で、脳血管障害が起こりやすい体質になっていることに注意しなければなりません。さらに重症にならないためには、この脳卒中の再発を抑えることがとても大事になります。

脳梗塞・脳出血・くも膜下出血の再発率

1年以内 5年以内 10年以内
脳梗塞 10% 35% 50%
脳出血 25% 50% 55%
くも膜下出血 30% 50% 70%

幹細胞治療が脳血管障害に期待できる効果・治療法

CLINICA BellaFormaでは患者様の脂肪組織から採取した脂肪由来幹細胞を静脈から投与します。投与された幹細胞が、傷ついた血管の修復や血管の新生を促す効果があります。その効果により、血流を回復させたり、炎症を抑えたりすることができ、脳血管障害の後遺症を改善することが期待されます。

脳神経細胞の再生

幹細胞は神経や血管、骨や軟骨などに変化(分化)することができます。幹細胞は傷ついた脳細胞の周囲に到達し、損傷した細胞を修復したり、脳細胞や脳神経を再生させて機能回復させます。

脳神経細胞の再生

血管再生

幹細胞には血管を修復したり新しく血管を作ることでその先に血液を届けようとする力があります。そうすることで脳梗塞部の再生と損傷部位の機能回復が期待できます。

血管再生

再発予防

脳卒中の再発率は高いものの、再生医療(幹細胞治療)は今後、脳梗塞や脳出血を起こすかもしれない弱った血管を修復することで脳卒中の再発を予防効果が期待できます。

再発予防

適応基準・除外基準

選択基準

  • 脳卒中などの脳血管障害と診断される患者、もしくは左記疾患が強く疑われる患者
  • 年齢:20歳から80歳
  • 再生医療等を行う医師の診断により、保存治療等の他の治療法では改善が見込めず、本治療の実施が適当であると判断

除外基準

以下に該当する者は本治療の対象外とする。

  • 脂肪採取時に使用する麻酔薬または特定細胞加工物の製造工程で使用する物質に対する過敏症、アレルギー症状を起こした経験がある者
  • 感染症(HBs抗原、HCV抗原・抗体、HIV抗原・抗体、HTLV-1抗原・抗体、梅毒)が陽性の者その他、治療を受ける者の健康状態、身体的条件を勘案し、本治療を受ける医師が治療の提供の可否を判断する。