PRP毛髪組織治療

PRPとは

PRP (Platelet Rich Plasma)(多血小板血漿:たけっしょうばんけっしょう)の略で血液中で血小板を多く含む血漿成分です。血小板は古くから止血にだけ有効な細胞とされてきましたが、最新の研究から血小板には組織を再生させるための様々なサイトカインが含まれており、傷を治したり、お肌をアンチエイジングを促す成分として期待ができます。

PRPに含まれるサイトカイン 

PRP療法の原理

PDGF :細胞増殖、血管新生、コラーゲン産生
VEGF :血管内皮細胞の増殖、血管新生
EGF  :上皮細胞の増殖促進、創傷治癒
TGF-β:上皮細胞増殖、血管内皮細胞の増殖、創傷治癒

成長因子(サイトカイン)とは、特定の細胞や分化を促すタンパク質の総称で、細胞増殖促進、血管新生、コラーゲン産生促進などの働きがあり、頭皮部分においては毛髪の生成を促す役割を担っています。老化などが原因で、成長因子が身体の中から減少すると、ヘアサイクルが乱れ、薄毛の原因となります。このPRPを毛髪治療に利用し薄毛が気になる部分にPRPを直接注入していくことで細胞増殖を促進し、細胞を活性化させ、毛母細胞の生成と成長を促します。PRPを頭部に注入により、ヘアサイクルの乱れ改善も期待できる為、発毛後も定期的に注入することで細胞の活性化状態を保つことが可能となります。

ヘアサイクル

PRP毛髪再生の特長 

■患者さまの自身の血小板を使うため副作用の心配が軽減されます。
■即日短時間で施術可能・ダウンタイムはほぼありません。
■持続時間が長く自然な発毛が可能です。

適応条件・除外条件

選択基準

  • 20歳以上であり、当該治療の内容について充分に理解することができる方。
  • 同意を得ることが困難な方は除外となります。
  • 当該PRP治療を受けることを希望している者で医師が治療適当と判断した方。

除外基準

  • 当該PRP治療に対しての理解が不十分な方、当該PRP治療を受けるに足る判断能力がない方、当該PRP治療を希望しない方、同意を得ることが困難な方、悪性腫瘍・感染性疾患・炎症性疾患があるなど医師が治療不適当と判断した方は対象としません。