PRP (Platelet Rich Plasma)療法は多血小板血漿療法と言われ、ご自身の血液中に含まれる血小板の成長因子が持つ組織修復能力を利用し、本来備わっている治癒能力を高め、治癒を目指す再生医療です。血小板は、血管が傷ついたとき、傷ついた場所に集まって血を固める働きがあります。その際、血小板から多量の成長因子が放出され、これらの成長因子の効果により、組織の修復が早まり、治りにくい組織の修復や関節炎の症状が軽快することが期待されます。
現在はドーピングにも指定されていないのでアスリートにも安心して使うことができ、アメリカでは数年前からプロスポーツ選手を中心に、けがの治療に使われ始め、現在では一般の方々に対しての治療法として導入されています。この療法を田中将大投手や大谷翔平選手が肘の治療で使われたことでこの治療が広く一般に伝わることになりました。